2013年11月24日

Pebble Watchが普通のデジタル時計としても最強な件

Pebble Watchが来て1週間程経ちましたが、結論としてこれは、スマートウォッチとしてはもちろん、「iPhoneと通信出来る、普通のデジタル時計として最強」なのではないか?と思えてきましたので、以下にまず、Pebble Watchの持つ機能を挙げてみます。


■Pebble Watchの持つ機能

・まず腕時計としては当たり前ですが、常に時刻を表示している。nano時計やi'm WATCH等はバッテリー消費を抑える為、ボタンを押さないと点灯しないのですが、これが意外とめんどくさいです。最近のスマートウォッチも通常は暗く表示、もしくは消灯していて、手首をくるっと回すと液晶のバックライトが点灯して時刻確認ができる様になってますが、これもまた所作が大げさで、普通の時計の様なチラ見での「さりげない時刻確認」ができません。普通のデジタル時計の様にバックライト点灯を必要とせずに常に時刻表示をしているPebbleにも、手首をくるっと回すとバックライトが自動点灯(数秒で自動消灯)する機能がありますので、暗闇での時刻確認も楽です。視野角が広くドロップシャドウの無い、ハイコントラストな白黒液晶は他のバックライトを必要とする液晶のスマートウォッチの比ではない、圧倒的な直射日光下での見やすさです。使用している液晶デバイスはシャープのメモリー液晶を使用している様です。Pebbleのサイトで「e-paper display」と紹介していますが、いわゆる「e-ink」(セイコーのマイクロカプセルを使用したアクティブマトリックスEPD等)ではありません。逆にこのきびきびした挙動はe-inkより良いと思います。

・バッテリーの持ちが良い(7日程。i'm WATCH等、他のカラー液晶搭載のスマートウォッチはほぼ毎日充電が必須。)

・軽い(38g。nano時計(iPod nano+LUNATIKの腕時計型ケース)69g、i'm WATCH80g、先日買った逆輸入クロノは71g。レギュラーのSWATCHが21gなのでその位)

・安い。$150。$1=104円として約15,600円。$99(Steelで$199)に価格改定されました。安いですねぇ。(2014.10.12.追記)送料無料で届く。(私は3日で届きました。)

・5気圧防水で雨の日等でも気楽に使える。ヘッドホンジャックやスピーカー穴等も一切無いのでゴミや水の侵入に対して考えなくてよい。

・本体デザインが妙に力む事無く、程よい力の抜け具合でカッコイイ。

・腕時計表示のデザインが自分で出来る。これが素晴らしい。下地の画像を準備すればジェネレーターのサイトで5分で出来る。もちろん、プログラミングのスキルがあればSDKを導入し、より自由にデザインできるし、時計以外のアプリも作成可能。

以下、いわゆるスマートウォッチ的な機能として(無料アプリダウンロードが必要なものもあります)、

・iPhoneの通知センター経由でメール、電話、SNS等の一通りの着信通知が来る。Pebbleを腕に巻く様になってから電話やメールの着信に気付かないということが無くなりました。

・iPhoneで聞いている曲の一時停止、曲送り、戻し、ボリュームコントロール、タイトル表示(日本語は非対応)。

・iPhoneとのBluetooth通信範囲内から離れるとブルブル振動して通知(iPhone置き忘れ防止に役立ちます。アプリインストール必要)

・Pebble WatchからiPhoneを探す機能がある。(iPhoneをマナーモードにしていようが、Pebble Watchから強制的に最大音量でiPhoneからアラーム音を鳴らすことが出来る。アプリインストール必要)

・リモートカメラ機能(iPhoneのカメラ映像をスルーで表示、レリーズ、LEDオン、カメラ前後切り替えも可能。自撮りにも良いですね。アプリインストール必要)

・その他、リマインダー、天気、カレンダー、Twitter等の閲覧、Runkeeperとのリンクなど


■逆にPebble Watchに無いもの

・カラー液晶(不要。腕時計としてカラー化よりバッテリーの持ちを優先するべき。バッテリー問題が解消したとしても、妙にハイスペック化していくスマートウオッチの中、この初代iPodの様なパキッとしたモノクロ液晶の方が今逆にカッコヨイ。)

・タッチスクリーン(不要。i'm WATCHをずっと使っていたが、反応がどうもイマイチで誤動作が多い。iPhone並みのタッチスクリーンが実現したとしても、腕時計として「画面常時点灯を必須」とすると、常に誤動作しない様に画面をタッチしない様に気を遣うのも面倒)

・スピーカー(不要。アラームも振動のみでOK)

・音楽再生とヘッドホンジャック(不要。nano時計、i'm WATCHをずっと使ってきてヘッドホンを挿して音楽を再生したのは1〜2回程)

・動画再生、GPS機能等(これも不要。iPhoneで見れ。iPhone側のGPSアプリの情報をPebble上で見るアプリはあります)


・・・といった感じで、少なくとも私はこれまでデジタル時計をいろいろ所有してきましたが、スマートウォッチ云々以前に、現状考えられる「デジタル時計」として最強だと思ってます。(もちろん、スマートウオッチに求められるiPhoneとの連携機能もちゃんとこなしていますし。)

で、逆にPebble Watchに不満が無い訳でもありません。

・アンドロイドの方がアプリが充実している(これは是非iPhoneも同等にして欲しいところです)

・インストール出来るアプリもしくは時計が8個しかできない(これは価格的なメモリー容量的にもしょうがないですかね。)

・日本語非対応(メール着信通知等日本語部分は□□□となる。アンドロイドだと日本語表示化するアプリがあります。)追記:CryingnekoさんのPebble日本語言語パックでiPhoneでも日本語表示可能です。(twitter上で登場するTop5,000の漢字まで対応なので常用ではほとんどこれでOKです。)

・充電ケーブルがその辺で売っていない。(本体防水化の為に磁石でカチッと付く専用コネクターなのは非常に良い構造なので、オフィシャルのサイトで予備がさくっと買える様にして欲しいです。追記:最近はこちらで購入可能です。)

とありますが、まぁ全ては「安いから許す!」って感じですね。・・・ということで、以下、画像でそれぞれの機能をざっとご紹介します。

まずはかなり初期に作ったwatchface、旧Mac OS風な時計その1。Happy Macな時計。


その2。同クラシックなMacのデスクトップのまんま。右上のデジタル時計が時計として機能しています。


ダウンロードしたPong時計。Pongは動いていて右がミスると分が1分上がり、左がミスると時が1つ上がって現在時刻を表示します。昔この掛け時計版があり、腕時計版が出ると聞いて欲しかったのですが、今になってやっと自分の腕にきました。


ダウンロードしたアプリ、SmartStatus。上段に時刻、日にち、中段に現在地の天気、気温、iPhoneのバッテリー残量、下段に聞いている曲のミュージシャンとタイトルもしくはボタンを押すとカレンダーの直近の予定を表示します。ここは予定ではなく、時計に表示させておきたいテキストをカレンダーの直近の予定に記載しておけばリマインダーの様に常に時計に表示させておく、という使い方もできます。


SmartWatch+のFind My iPhone。これを選びボタンを押すと「ピピピピーン、ピピピピーン…」と潜水艦のピンガーの様な音をマナーモードにしていようがiPhoneから最大音量で鳴らせることが出来ます。たまに家でどこかにiPhoneを置き忘れ、家の電話から自分のiPhoneに電話をして探すのですが、大抵マナーモードにしてるので電話をかけてもブーンブーンとどこかで震えるだけなので耳をじっとすまして探していたのですが、これは便利です。


iPhoneのカメラ画面をスルーで表示、レリーズも出来るPebble Cam。約1秒ごとに画面がワイプでリフレッシュします。ざっくり何が写ってるか分かる程度ですが、リモートレリーズは良いですね。


インベーダーもダウンロード。ちゃんと遊べますw


手元に届いたばかりに撮影した画像。i'm WATCHと並べ充電中の図。こんなコネクターを左側に付け充電します。


本体右側はこんな。ボタンの押し心地はイマイチですが、5気圧防水の為にしょうがないところですかね。


左側はこんな。充電の接点があります。


裏面はこんなです。充電池の交換は出来ません。


と、まだ1週間程の使用なのですが、iPhone持ちの方は是非買うべきな時計だと思いました。購入の際はamazonにもありますが(当サイト右側のamazonへのリンクの画像で飛べます)、どれも高いのでオフィシャルのサイトで定価でポチられるのをお勧めします。

以上、Pebble Watchのご紹介でした。・・・ところで、Appleから出るとウワサされ続けるiWatch、「常用する腕時計」として、このPebble Watchを超えられるでしょうかね?フルカラー高解像度液晶、タッチスクリーン、音楽、動画再生等フル装備というGALAXY Gear並みの安直な高機能化だけではこのPebble Watchのフットワークの軽い、「立ち位置を心得た心地よさ」は超えられません。「iPhoneは常に携帯している前提で更に身に付けることを要求するスマートウォッチ」というデバイスのあり方をAppleはどう提案してくるか?Jobs亡き後のAppleの本当の力量が試される新デバイス登場となるかと思われますので、期待して待ちたいと思います。「Appleらしくプロダクトとしてカッコイイんだけど、デバイスとして不要」という一番ダメな着地点になってしまわないことを切に願います。



2014.1.25.追記・・・非常に長いページになり恐縮ですが、以下に最近作ったWatch Faceを貼っておきます。こういったオリジナルな時計を作れるのが非常に楽しい時計です。

まずは当ページ最初にアップした、80年代のセイコーのデジタル時計、デジボーグの再現。セイコーさん、オフィシャルで出してください。


クラシックなデスクトップにアナログ表示を追加したもの。


Happy Mac風なHappy Pebble。


同、Sad Pebble。


シチズン、初代デジアナ風。


両手で時刻を告げるPebble Man。


当ブログのヘッダーにある、江口寿史さんに描いて頂いた、老人Zのハルコさん時計。


AKIRAより。デコ助野郎時計。


宇宙戦艦ヤマトより。森雪時計。「10時(現在時刻)の方向にガミラス艦が!!」


同2199版森雪時計。セリフもそれらしく変更。


同2199版沖田艦長の懐中時計。「ワープ開始18分前」の18は今日の日にちを表示。


テクノな感じのwatchface。かなりの数ダウンロードして頂いてます。感謝!


SYD MEAD氏のトロンフォントを再現。(詳細はこちら


ワールドタイム風。毎分世界地図がスクロール。(詳細はこちら


どこでもいっしょのトロを入れてみたりとか。(詳細はこちら


Happy Macなものとか。(詳細はこちら


ベイマックスなものとか。(詳細はこちら


等々。。オリジナルデザインの時計を表示する機能が無かったらここまでPebble Watchに惚れ込まなかったかと思われます^^・・・以上、各watchfaceの詳細等当ブログのPebble Watchの話題はこちらでまとめてご覧頂けますので、よろしければどうぞ。

2014.02.08. 追記:Gumroad経由で私が作ったwatchfaceを購入することが出来る様にしましたので是非ご覧下さい。ページトップのグレーのメニュー内のWATCHFACE STORE、もしくはGumroadのページのこちら(https://gumroad.com/utdesign)です。まだ掲載しているデザインは少ないのですが、これから徐々に増やしていこうと思います。

2014.06.28. 追記:画像等ちょっと差し替えました。Android Wearによるスマートウォッチがいろいろ発売されますが、最初は目新しさでそこそこ売れるでしょうが、きっと皆さん「腕時計にスマホと同じ機能はいらないし、電池全然もたないし、強いて言えば電話とメールの着信通知だけで良くね?ていうか、気合い入れまくりのデカいスマートウォッチって、、やっぱダサいな」と、一回りしてPebbleに戻ってくると思われます。
私的にもスマートウォッチに求めるのは「自分でデザインした時計を腕に巻くためのプラットフォーム」の1点だけであり、それを実現してくれる上に、電池の持ちが良くて、防水で、着信通知もしてくれるというおまけ付き、しかも価格は1万円台(Pebble Steelは2万円台)という安さ、モノクロ液晶?そもそもデジタル時計はみんなモノクロだ!ということで、(何度でも言いますが)Pebbleは現状最高のデジタル時計だと思っています。

2014.10.12.追記:価格が変更になりましたので修正しました。オリジナル$99、Steelで$199って安いですねぇ。サイトも8ビットな感じにリニューアルされ可愛いです。

2015.01.10.追記:各所記載修正しました。今開催中のCES、昨年はPebble Steelを発表しましたが、今回は何もアナウンスは無いようですね。

2015.3.1. 追記: 新型Pebble Time、発表されましたね。カラー化してもバッテリー持続約7日間、素晴らしい。薄型化されたデザインもまともで5月発売予定です。

2015.6.23. 追記:こちらで新型Pebble Time開封の儀を、こちらでPebble Timeに関する当ブログ内の記事をまとめてご覧頂けますので、宜しければどうぞ。


2016.8.16.追記:Pebble用の充電スタンドの販売を開始しました。こちらでご紹介しています。よろしければこちらも併せてどうぞ。