2015年3月20日

ソットサス時計復刻(したけどダメだった)

最近、ソットサスの時計が復刻されましたので(サイトはこちら)、その画像をアップしたいと思うのですが、、、まずは1993年発売のオリジナルから。
トップ面のガラスは3枚のガラスを張り合わせた構成になっており、12、1、2 ~と「抜き文字」で表示された青く四角い印刷、赤い分の指標、青いタキメーター表示、それぞれが3枚のガラスの別の面に印刷されており、不思議な浮遊感があります。



拡大。それぞれの印刷のレイヤー感がいい感じです。SEIKOのロゴはCI的にこれで良いのか?と思われる位見にくいガラスの中央に赤で印刷されています。技術的にも、おそらくこの「3枚のガラスの位置をキチッと合わせて」「スカッと透明に接着する」のは、かなりの難易度だったかと思われます。


で昨日触ってきた復刻版なんですが・・・なんか、似て非なるものになっちゃてます。4つ目だったのが普通の3つ目になってしまってシンメトリー感が無くなってしまい、普通のセイコーロゴの印刷に普通のデート表示窓。。


極め付けはガラス枚数が2枚になってしまったことによる、ガラス面への印刷の変更です。タキメーター印刷と赤の指標の印刷が同一面になってしまってレイヤー感ゼロになってしまったのは想定内だったのですが、なんと、外周の青い印刷の数字が抜き文字でなく、黄色い数字の印刷になってしまい、青い四角が下にベタで印刷されてしまってます。何故こんなことをしてしまったのでしょう?黄色の印刷も薄く透けぎみですし。。(ガラスがUV接着だった場合、透けない様に印刷を厚くすると接着面にスキマが出来てしまい、気泡が入らず綺麗に接着するのが難しくなるからかと思われます。)


並べるとこんな。画像では色はかなり違って見えますが実際は色はかなり近い感じでした。


復刻版の背面。せめて期待できるのはベルトと本体のクオリティーでしょうか。(オリジナルのベルトはすぐにボロボロになってしまい、本体もSUSでなかった為サビてきてました。)


といった感じで、復刻ジウジアーロ同様、「オリジナルを持っている人のキズとか気にせず使える普段使い用」にはよいかと思いますが、逆にオリジナルを知らずにこれだけを見て「ふーん、なんかイマイチだね」と思われてしまうのが残念な復刻具合の時計でした。